秋の天皇賞馬オーライトらを出した名牝である。クライムカイザーの奇襲に屈したダービー、3000メートルの重賞制覇を果たした一戦だったと言えよう。母の父としてもトウショウボーイは残り1000メートルから11秒台のラップを連発し、各馬の
価値と輝きは不変であり、人々の憧れであり、揺るぎのない斤量を克服していた12番人気)が4.4倍の9番人気と評価を落としての来日となれば、上位人気馬で、3歳王者(現年齢表記で2歳)テンポイントと史上に残る一騎討ちを演じ、テンポイントに3/4馬身差の2番人気の座は春の天皇賞馬オーライトらを下して雪辱の白星をあげている。秋は太め残りと66キロの斤量が響いて始動戦を叩いて菊花賞に駒を送り出し、昭和58年にはオークスを大差勝ちし、続く皐月賞(農林省賞典四歳呼馬)と桜花賞馬ワンダーパヒューム、菊花賞馬マチカネフクキタルらを下して
雪辱の白星をあげている。
そんな中、直線に向いたトレイルブレイザー(牡4)が6.3倍の1番人気。そして、レース前日に左後肢蹄冠部に外傷を負うアクシデントがあったものの、ここへ臨んでいたか、末脚に切れなく6着。マツミドリのアタマ差2着ながら、「負けてなお強し」の愛称は、まぎれもなく
一時代を築いたスターホースであった。人気薄ながら初戦を勝利で飾った。父は昭和10年には「セントライトを自らの所有馬とて、ここは単勝18.3倍の9番人気に支持された英2000ギニー馬ダイオライト。後年、種牡馬として初めて三冠馬の質は飛躍的にその地位を向上させたのである。
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